こんにちは、Dimです。今回は「ダイエットにはアケビが良い!?褐色脂肪細胞を増やして脂肪を燃焼させる!」について解説します。

ダイエットには色々な方法がありますが、その中でも注目されているのが「褐色脂肪細胞」というものです。

褐色脂肪細胞とは、体内で脂肪を燃やして熱を発生させる細胞のことで、その働きによって体温を一定に保ったり、余分なカロリーを消費したりすることができます。

しかし、この褐色脂肪細胞は加齢とともに減少してしまうため、太りやすくなったり、生活習慣病のリスクが高まったりすると言われています。

そこで、この褐色脂肪細胞を増やしたり活性化させたりすることで、ダイエット効果や健康効果を得ることができるのではないかと考えられています。

では、どうすれば褐色脂肪細胞を増やしたり活性化させたりすることができるのでしょうか?その方法の一つが「アケビ」という果物です。

アケビは日本の秋になると見かける紫色の果物で、中に白い種子が入っています。

このアケビには、褐色脂肪細胞の働きを促進する成分が含まれていることが最近の研究で発見されました。

具体的には、アケビの果皮から抽出したエキスには、脂肪幹細胞から褐色脂肪細胞へ分化させる効果や、白色脂肪細胞からベージュ脂肪細胞(熱を発生させる機能を持つ白色脂肪細胞)へ誘導する効果があることがわかっています。

これらの効果によって、体内で余分なカロリーを燃焼しやすくなり、ダイエットに役立つと考えられます。

先に結論を言います!

☑️アケビには、褐色脂肪細胞の働きを促進する成分が含まれている

☑️アケビの果皮から抽出したエキスには、脂肪幹細胞から褐色脂肪細胞へ分化させる効果や、白色脂肪細胞からベージュ脂肪細胞へ誘導する効果がある

☑️これらの効果によって、体内で余分なカロリーを燃焼しやすくなり、ダイエットに役立つ


1. 褐色脂肪細胞とは何か?

1-1. 褐色脂肪細胞の特徴

人間の体には大きく分けて2種類の脂肪細胞があります。一つは白色脂肪細胞で、食事から摂取したカロリーのうち消費しきれなかった分を脂肪として蓄える細胞です。

もう一つは褐色脂肪細胞で、脂肪を分解して熱を発生させる細胞です。

褐色脂肪細胞は、新生児や小動物に多く見られる細胞で、体温の維持に重要な役割を果たしています。

しかし、成人になると褐色脂肪細胞は減少してしまい、白色脂肪細胞が優勢になります。その結果、カロリーの消費量が低下し、太りやすくなったり、生活習慣病のリスクが高まったりすると言われています。

1-2. 褐色脂肪細胞の働き

褐色脂肪細胞の働きは、主に2つあります。

一つは非シバリング性熱産生というもので、寒冷刺激や食事などによって褐色脂肪細胞が活性化され、体内の脂肪を分解して熱を発生させることです。

これによって体温を一定に保ったり、余分なカロリーを消費したりすることができます。

もう一つはホルモン分泌というもので、褐色脂肪細胞からはアディポネクチンやレプチンなどのホルモンが分泌されます。

これらのホルモンは血糖値やインスリン感受性などの代謝に関係するほか、食欲や満腹感などの食行動にも影響を与えます。

したがって、褐色脂肪細胞はダイエットだけでなく、健康全般にも重要な役割を担っていると言えます。

2. アケビとは何か?

2-1. アケビの特徴

アケビは日本の秋になると見かける果物で、学名はAkebia quinataです。アケビ科アケビ属に属し、つる性の落葉木本です。

花は春に咲き、雌雄異株です。果実は秋に熟し、長さ10cmほどの楕円形で紫色です。果実の中には白い種子が入っており、その周りにある白い果肉が食用とされます。

果肉は甘みが少なく水っぽいですが、爽やかな香りと食感が特徴です。種子や果皮は漢方では利尿作用や鎮痛作用などがあるとされています。

2-2. アケビの栄養価

アケビの果肉は水分が多くカロリーが低いため、ダイエットに適しています。100gあたりのエネルギーは25kcalで、ビタミンCやカリウムなどのミネラルも含まれています。

また、アケビには食物繊維が豊富に含まれており、便秘の予防や腸内環境の改善にも効果的です。食物繊維は腹持ちが良くなるため、食べ過ぎを防ぐこともできます。

さらに、アケビにはポリフェノールという抗酸化物質も多く含まれています。ポリフェノールは活性酸素を除去して老化防止や美肌効果にも役立ちます。

3. アケビが褐色脂肪細胞に与える影響とは何か?

3-1. アケビの果皮から抽出したエキスの効果

アケビの果皮から抽出したエキスには、褐色脂肪細胞の働きを促進する成分が含まれていることが最近の研究で発見されました。

具体的には、このエキスにはアケビナという成分が含まれており、このアケビナが脂肪幹細胞から褐色脂肪細胞へ分化させる効果や、白色脂肪細胞からベージュ脂肪細胞へ誘導する効果があることがわかっています。

これらの効果によって、体内で余分なカロリーを燃焼しやすくなり、ダイエットに役立つと考えられます。

3-2. アケビの果肉の効果

アケビの果肉にもダイエットに有効な成分が含まれています。一つはカプサイシンという辛味成分で、これは唐辛子などにも含まれているものです。

カプサイシンは褐色脂肪細胞を活性化させて熱を発生させることで、代謝を高める効果があります。もう一つはクエン酸という有機酸で、これはレモンなどにも含まれているものです。

クエン酸は疲労回復や血液浄化などの効果があるほか、脂肪の代謝を促進することでダイエットにも効果的です。

4. アケビを食べる際の注意点とは何か?

4-1. アケビの種子や果皮の注意点

アケビの種子や果皮は漢方では利尿作用や鎮痛作用などがあるとされていますが、過剰に摂取すると副作用が出る可能性があります。

例えば、アケビの種子にはサポニンという成分が含まれており、これは胃腸の粘膜を刺激して下痢や嘔吐などを引き起こすことがあります。

また、アケビの果皮にはクマリンという成分が含まれており、これは光に当たると皮膚に発疹やかゆみなどを引き起こすことがあります。

したがって、アケビの種子や果皮は摂取量に注意する必要があります。

4-2. アケビのアレルギーの注意点

アケビはアレルギーを引き起こす可能性がある食品です。

特に、キウイフルーツやバナナなどのトロピカルフルーツにアレルギーがある人は注意が必要です。これらのフルーツとアケビには共通のアレルゲンが含まれており、交差反応を起こすことがあります。

交差反応とは、本来アレルギーのない食品に対しても、似た構造のアレルゲンが含まれているためにアレルギー反応を示すことです。

アケビに対するアレルギー反応は個人差がありますが、口内炎やかゆみ、腫れなどの症状が出ることがあります。

もしアケビを食べた後に異常を感じたら、すぐに医師に相談することをおすすめします。

5. アケビのおすすめの食べ方とは何か?

5-1. アケビの生食

アケビの一番シンプルな食べ方は生食です。アケビは熟したものを選び、果実を半分に割って中の種子をスプーンでくり抜きます。

そのまま果肉を食べるか、ヨーグルトやハチミツなどと一緒に食べると美味しいです。生食する場合は、種子や果皮は避けるようにしましょう。

5-2. アケビのジャム

アケビのジャムは手作りできるおすすめの食べ方です。作り方は以下の通りです。

・材料(約500g分)

・アケビ(果肉) 500g
・グラニュー糖 300g
・レモン汁 大さじ2

・作り方

1. アケビは半分に割って種子を取り除き、果肉を適当な大きさに切る。

2. 鍋にグラニュー糖とレモン汁を入れて火にかけ、砂糖が溶けたらアケビを加える。

3. 中火で約30分煮詰める。途中で混ぜながら水分を飛ばす。

4. 火から下ろして熱いうちに清潔な瓶に詰める。

5. 冷めたら冷蔵庫で保存する。


5-3. アケビのコンポート

アケビのコンポートは簡単に作れるおすすめの食べ方です。作り方は以下の通りです。

・材料(4人分)

・アケビ(果肉) 4個
・水 500ml
・砂糖 100g
・レモン汁 大さじ1
・シナモンスティック 1本

・作り方

1. アケビは半分に割って種子を取り除き、果肉を4等分に切る。

2. 鍋に水と砂糖とレモン汁とシナモンスティックを入れて火にかけ、沸騰したらアケビを加える。

3. 弱火で約15分煮る。途中でアケビを返しながら煮汁にからめる。

4. 火から下ろしてそのまま冷ます。

5. 冷めたら冷蔵庫で保存する。

アケビのコンポートはそのまま食べるか、ヨーグルトやアイスクリームなどと一緒に食べると美味しいです。シナモンの香りがアクセントになります。

Q&A

Q1. アケビはどんな味がするの?

A1. アケビの果肉は甘みが少なく水っぽいですが、爽やかな香りと食感が特徴です。種子や果皮は苦みや渋みがあります。

Q2. アケビはどこで買えるの?

A2. アケビは秋になるとスーパーや八百屋で見かけることがあります。また、山や川沿いなどに自生していることもあります。

自生しているアケビは無農薬で安心ですが、採取する際には注意が必要です。

アケビはつる性の植物なので、他の植物と絡まっていたり、高い場所にあったりすることがあります。

また、アケビは熟すとすぐに割れてしまうので、傷んだものや虫食いのものは避けましょう。

Q3. アケビはどんな効能があるの?

A3. アケビにはダイエット効果や健康効果があると言われています。具体的には、以下のような効能があります。

・褐色脂肪細胞の働きを促進することで、余分なカロリーを燃焼させる

・食物繊維が豊富で、便秘の予防や腸内環境の改善に効果的

・ポリフェノールが多く含まれており、抗酸化作用や美肌効果に役立つ

・カプサイシンやクエン酸が含まれており、代謝を高める

・種子や果皮には利尿作用や鎮痛作用などがある

今日のまとめ

今回は「ダイエットにはアケビが良い!?褐色脂肪細胞を増やして脂肪を燃焼させる!」について解説しました。

アケビには、褐色脂肪細胞の働きを促進する成分が含まれており、これによって体内で余分なカロリーを燃焼しやすくなり、ダイエットに役立つと考えられます。

また、アケビには食物繊維やポリフェノールなどの栄養素も豊富に含まれており、健康や美容にも効果的です。

アケビは生食やジャムやコンポートなど、色々な食べ方ができますが、種子や果皮は摂取量に注意する必要があります。

また、アレルギーのある人は食べる前に医師に相談することをおすすめします。

みなさんのお役に立てば幸いです。

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