どうもDimです。

今回は『ChatGPTの新機能、Code interpreterで出来ること5選』について解説します。

Code interpreterとは、ChatGPT上でPythonなどのコードを実行できる仕組みです。アップロードしたCSVやPDFファイルのデータを解釈し、応答するため、データの分析やグラフの作成などにも応用できます。

先に結論を言います!

☑️ChatGPT上でPythonのコードを実行できる仕組み
☑️データの分析やグラフの作成などにも応用できる
☑️ChatGPT Plusのユーザー向けにベータ版提供が開始
☑️ファイルをアップロードして、プロンプトで指示を出すだけで簡単に実行
☑️大量のプログラミング関連のテキストデータから学習した結果、生まれた機能


1. Code interpreterとは何か?

Code interpreterとは、人間の自然言語とプログラミング言語の間の橋渡しを果たすツールです。大量のプログラミング関連のテキストデータから学習した結果、生まれました。

Code interpreterは、ChatGPT上でPythonのコードを実行でき、Code interpreterでは、Pythonの文法や構造に従ってコードを書く必要はありません。

自然言語でプロンプトを入力するだけで、ChatGPTが適切なコードを生成し、実行します。

例えば

・「Hello, world!」と表示させたい場合
プロンプト:Hello, world!と表示させて
コード:print(“Hello, world!”)
出力:Hello, world!

・「1から10までの合計」を求めたい場合
プロンプト:1から10までの合計を求めて
コード:sum = 0
for i in range(1, 11):
sum += i
print(sum)
出力:55

2. Code interpreterで何ができるか?

Code interpreterでは、Pythonのコードだけでなく、データやファイルも扱うことができます。アップロードしたCSVやPDFファイルのデータを解釈し、応答するため、データの分析やグラフの作成などにも応用できます。

例えば

・東京都の郵便番号データ (CSVファイル) をアップロードして、千代田区の比率を抽出したい場合
プロンプト:千代田区の比率を抽出して
コード:import pandas as pd
df = pd.read_csv(“tokyo_postal_code.csv”)
chiyoda = df[df[“city”] == “千代田区”]
ratio = len(chiyoda) / len(df) * 100
print(f”千代田区の比率は{ratio:.2f}%です。”)
出力:千代田区の比率は0.67%です。


3. Code interpreterはどうやって使うか?

Code interpreterを使うには、以下の手順に従ってください。

1. ChatGPT Plusにログインする

Code interpreterは、ChatGPT Plusのユーザー向けにベータ版提供が開始されました。²ChatGPT Plusは、月額20ドルで利用できる有料版のサービスです。ChatGPT Plusにログインするには、以下のURLにアクセスしてください。

https://chatgpt.com/plus/login

2. Code interpreterを有効にする

Code interpreterを有効にするには、ChatGPT Plusの操作画面で、左下のアカウント名をクリックし、Settingsを選択してください。そして、以下の設定画面で、Beta featuresを選択し、Code interpreterのトグルボタンをオンにしてください。

3. GPT-4でCode interpreterを選択する

Code interpreterを選択するには、TOP画面に戻り、「GPT-4」をクリックし「Code Interpreter」をクリックしてください。

4. ファイルをアップロードする(任意)

Code interpreterでは、データやファイルも扱うことができます。ファイルをアップロードするには、右上の「Upload」ボタンをクリックし、ファイル選択画面でCSVやPDFファイルなどを選択してください。


5. プロンプトを入力する

Code interpreterでは、自然言語でプロンプトを入力するだけで、ChatGPTが適切なコードを生成し、実行します。プロンプトを入力するには、下部のテキストボックスに自然言語で指示や質問などを入力してください。

4. Code interpreterのメリットとデメリットは何か?

Code interpreterには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

・Pythonの文法や構造に従ってコードを書く必要がないため、プログラミング初心者でも簡単にコードを実行できる。
・データやファイルをアップロードして、プロンプトで指示を出すだけで、データの分析やグラフの作成などができる。
・ChatGPTが大量のプログラミング関連のテキストデータから学習した結果、生まれた機能であるため、コードの生成や実行において高い精度と柔軟性を持つ。
・ChatGPT Plusのユーザー向けにベータ版提供が開始されたため、今なら月額20ドルで利用できる。

デメリット

・Code interpreterは、ChatGPT上でPythonのコードを実行する仕組みであるため、Python以外のプログラミング言語には対応していない。
・ChatGPT Plusのユーザー向けにベータ版提供が開始されたばかりであるため、不具合やエラーが発生する可能性がある。
・ChatGPTが自然言語からコードを生成する仕組みであるため、プロンプトの入力によっては、意図しないコードや出力が生成される可能性がある。
・ChatGPT Plusの有料版のサービスであるため、無料で利用することはできない。


5. Code interpreterの活用例は何か?

Code interpreterは、様々なシーンで活用できます。以下に、いくつかの活用例を紹介します。

1. データ分析

Code interpreterでは、アップロードしたCSVやPDFファイルのデータを解釈し、応答することができます。

例えば、売上や利益などのビジネスデータをアップロードして、平均や最大値などの統計量を求めたり、傾向や相関などの分析を行ったりすることができます。

また、グラフや表などの視覚的な表現も作成することができます。これにより、データ分析の効率や精度を向上させることができます。

2. 機械学習

Code interpreterでは、Pythonのコードを実行できるため、機械学習のライブラリやモジュールも利用できます。

例えば、scikit-learnやTensorFlowなどのライブラリをインポートして、機械学習のモデルを作成したり、学習したり、予測したりすることができます。

また、ChatGPTが自然言語からコードを生成することで、機械学習のコードを書く手間や時間を省くことができます。

Q&A

Q1. Code interpreterはどこで利用できますか?

A1. Code interpreterは、ChatGPT Plusの操作画面で利用できます。ChatGPT Plusは、月額20ドルで利用できる有料版のサービスです。ChatGPT Plusにログインするには、以下のURLにアクセスしてください。

https://chatgpt.com/plus/login

Q2. Code interpreterはどんなファイルをアップロードできますか?

A2. Code interpreterでは、CSVやPDFファイルなどのデータやファイルをアップロードできます。アップロードしたファイルは、Code interpreterが解釈し、応答します。アップロードしたファイルは、一時的に保存されますが、セッションが終了すると削除されます。

Q3. Code interpreterはどんなプロンプトに対応できますか?

A3. Code interpreterは、自然言語で入力されたプロンプトに対応できます。プロンプトは、指示や質問などの形式で入力できます。

Code interpreterは、プロンプトを解釈し、適切なコードを生成し、実行します。コードの生成や実行において高い精度と柔軟性を持ちますが、プロンプトの入力によっては、意図しないコードや出力が生成される可能性があります。

今日のまとめ

今回は『chatGPTの新機能、Code interpreterで出来ること5選』について解説しました。

Code interpreterは、ChatGPT上でPythonのコードを実行できる仕組みです。

データやファイルも扱うことができます。Code interpreterは、ChatGPT Plusのユーザー向けにベータ版提供が開始されました。

Code interpreterは、ファイルをアップロードして、プロンプトで指示を出すだけで簡単に実行できます。Code interpreterは、ChatGPTが大量のプログラミング関連のテキストデータから学習した結果、生まれた機能です。

Code interpreterのメリットとしては、プログラミング初心者でも簡単にコードを実行できることや、データ分析やグラフ作成などにも応用できることが挙げられます。

デメリットとしては、Python以外のプログラミング言語には対応していないことや、不具合やエラーが発生する可能性があることが挙げられます。

Code interpreterの活用例としては、データ分析や機械学習などがあります。データ分析では、アップロードしたCSVやPDFファイルのデータを解釈し、応答することができます。

機械学習では、Pythonのコードを実行できるため、機械学習のライブラリやモジュールも利用できます。

みなさんのお役に立てば幸いです。それでは良い1日を!