こんにちは、Dimです。今回は「ビットコインNFTって何?メリットと初心者でもわかる購入方法とは?」について解説します。
NFTとは、代替不可能なトークンのことで、他のトークンとは異なる特色を持ちます。代替不可能なトークンとは、唯一無二の「一点物」の価値を生み出せるトークンという意味で、現在ではブロックチェーンゲームにおいて主に活用されています。
NFTはイーサリアムやソラナなどのブロックチェーン上で作られることが多いですが、ビットコインNFTとは、ビットコインのブロックチェーン上で作られたNFTのことです。
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先に結論を言います!
– ビットコインNFTのメリットは、画像データがブロックチェーン上に保存されていることや、発行コストが安いこと
– ビットコインNFTの購入方法は、仮想通貨取引所でビットコインを購入し、ウォレットに送金した後、NFTマーケットプレイスで好きなNFTを選んで購入
– ビットコインNFTはまだ共通規格が確立されておらず、ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれているため、今後の動向に注意が必要
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ビットコインNFTのメリット
ビットコインNFTには以下のようなメリットがあります。
1. 画像データがビットコインのブロックチェーン上に保存されている
2. 発行コストが安い
3. ビットコインのセキュリティや流動性を享受できる
1. 画像データがブロックチェーン上に保存されている
ビットコインNFTは、全ての情報をビットコイン上に記録しているため、ビットコインが無くならない限りいつでも誰でもその存在を確認できます。
一方でイーサリアム上にあるNFTの多くは、画像データを自社のサーバーやIPFS(分散型ストレージプロトコル)などに保存し、イーサリアム上にはその画像データの保存場所(主にURLなど)しか保存していません。
そのため、NFTプロジェクトの運営側やIPFS自体が無くなってしまうと、NFTの画像データが紛失されることになってしまいます。
このように、ビットコインNFTはイーサリアムNFTと比べて画像データの永続性や耐久性が高いと言えます。
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2. 発行コストが安い
ビットコインNFTは、イーサリアム上で構築されるフルオンチェーンNFT(全ての情報をブロックチェーン上に記録するタイプのNFT)と比べて約100倍も発行コストが安いです。
以下の表は、ビットコインとイーサリアムにおいて、フルオンチェーンで画像データを100KB書き込むコストを比較したものです。
100KB書き込むのにかかるコスト | ビットコインNFT | イーサリアムNFT |
---|---|---|
コスト | 約7.5〜15ドル(約1,000円〜2,000円) | 約775〜1,550ドル(約10万5,000〜20万9,000円) |
※100KBのデータを書き込むのに必要なガス量を0.7億Gas、Gas(手数料水準)レートを10〜20Gwei、ETH価格を1,550ドル、1ドル=135円と仮定した場合
このように、イーサリアム上ではビットコイン上と比較して、フルオンチェーンNFTを発行するためのコストが高くなります。
そのため、現状のイーサリアムNFTにおいてフルオンチェーンNFTは限られている一方で、コストの安いビットコインNFTでは、全てにフルオンチェーンが採用されています。
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3. ビットコインのセキュリティや流動性を享受できる
ビットコインNFTは、ビットコインのブロックチェーン上で作られているため、ビットコインが持つ高いセキュリティや流動性を享受できます。
ビットコインは世界で最も普及している暗号資産であり、ハッキングや改ざんのリスクが低く、取引所やウォレットなどのサービスも充実しています。
そのため、ビットコインNFTはイーサリアムNFTと比べて安全かつ便利に取引することができます。
ビットコインNFTの購入方法
ビットコインNFTの購入方法は以下の5つのステップで行うことができます。
1. 仮想通貨取引所に口座開設をする
2. ウォレットを作成する
3. 仮想通貨取引所からウォレットに入金する
4. NFTマーケットプレイスにログインする
5. NFTコンテンツを購入する
1. 仮想通貨取引所に口座開設をする
NFTの購入方法を簡単に言うと、「ネット上の市場で仮想通貨を用いて購入する」ことです。
そのため、まずは仮想通貨を購入できる取引所に口座開設をする必要があります。
口座開設は無料で行えますが、本人確認書類などの提出が必要です。
日本国内ではCoincheckやDMM Bitcoinなどが有名です。
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2. ウォレットを作成する
次に仮想通貨の資金管理を行うウォレット(財布)を作成します。
ウォレットはネット上にあるもの(オンラインウォレット)や自分のパソコンやスマホにあるもの(オフラインウォレット)、専用の機器にあるもの(ハードウェアウォレット)などさまざまな種類があります。
オンラインウォレットは便利ですがセキュリティ面で不安がある場合はオフラインウォレットやハードウェアウォレットを利用することをおすすめします。
ビットコインNFTに対応しているウォレットは、RelayXやMoney Buttonなどがあります。
3. 仮想通貨取引所からウォレットに入金する
ウォレットを作成したら、仮想通貨取引所でビットコインを購入し、ウォレットに送金します。
送金する際には、ウォレットのアドレスやQRコードを確認し、間違えないように注意してください。
送金手数料や送金時間は、取引所やウォレットの種類やビットコインのネットワーク状況によって異なります。
4. NFTマーケットプレイスにログインする
ウォレットにビットコインが入金されたら、NFTマーケットプレイスにログインします。
NFTマーケットプレイスとは、NFTの売買が行われるオンラインの市場のことです。
ビットコインNFTに対応しているNFTマーケットプレイスは、Magic EDENや、Relica、Twetchなどがあります。
NFTマーケットプレイスでは、自分のウォレットと連携することで、簡単にNFTの購入や販売ができます。
5. NFTコンテンツを購入する
NFTマーケットプレイスにログインしたら、好きなNFTコンテンツを選んで購入します。
NFTコンテンツとは、画像や動画、音楽などのデジタル作品のことです。
NFTコンテンツの価格は、作品の人気や希少性などによって変動します。
購入する際には、自分のウォレットからビットコインを支払うことで、そのNFTコンテンツの所有権が自分に移ります。
ビットコインNFTの今後の展望
ビットコインNFTはまだ新しい技術であり、共通規格が確立されていないため、今後の動向に注意が必要です。現在、ビットコイン上でNFTを作る方法は主に2つあります。
1. OP_RETURNという命令を使ってデータを書き込む方法
2. Pay-to-Pubkey-Hash (P2PKH) というアドレス形式を使ってデータを書き込む方法
これらの方法は互換性がなく、またビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれています。一部の人々は、ビットコイン上でNFTを作ることはビットコインの本来の目的から外れていると考えています。
また、ビットコイン上で画像データを保存することはブロックチェーンの容量を圧迫するという問題もあります。
一方で、ビットコイン上でNFTを作ることにはメリットもあります。ビットコインは世界で最も信頼されているブロックチェーンであり、その上で作られたNFTは他のブロックチェーンよりも価値が高まる可能性があります。
また、ビットコイン上でNFTを作ることで、ビットコインのユースケースや需要を増やすことができます。
ビットコインNFTはまだ発展途上の技術であり、今後どのように変化していくかは予測できません。
しかし、ビットコインNFTはデジタルアートやゲームなどの分野において、新しい可能性を切り開くことができると期待されています。
今日のまとめ
今回は「ビットコインNFTって何?メリットと初心者でもわかる購入方法とは?」について解説しました。
ビットコインNFTは、ビットコインのブロックチェーン上で作られた代替不可能なトークンのことで、画像データがブロックチェーン上に保存されていることや、発行コストが安いことなどのメリットがあります。
ビットコインNFTの購入方法は、仮想通貨取引所でビットコインを購入し、ウォレットに送金した後、NFTマーケットプレイスで好きなNFTを選んで購入します。
ビットコインNFTはまだ共通規格が確立されておらず、ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれているため、今後の動向に注意が必要です。