どうもDimです。今回は「eスポーツの教育的、社会的意義の5パターン」について解説します。

eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えるものです。eスポーツは、世界中で人気が高まっており、市場規模も急速に拡大しています。eスポーツは、単なるゲームではなく、様々なスキルや価値を身につけることができる教育的な側面や、社会的な意義を持つ活動でもあります。

では、具体的にどのようにeスポーツを活用することができるのでしょうか?今回は、eスポーツの教育的、社会的意義の5パターンをご紹介します。
FPS・対戦ゲーム向け光回線

先に結論を言います!

eスポーツの教育的、社会的意義の5パターンは以下の通りです。

☑️医療・福祉分野でのリハビリテーションやパラスポーツとしての活用
☑️地域活性化分野での観光資源と連携したイベント開催や住民間交流の創出
☑️教育・国際交流分野でのICT人材教育の強化や学生大会の増加による国際交流・外国語学習
☑️ビジネス分野でのプロゲーマーとしてのキャリア形成や企業ブランディング
☑️エンターテイメント分野でのゲーム実況配信や観戦を楽しむファン層の拡大

これらの活用方法について、詳しく見ていきましょう。
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1. 医療・福祉分野でのリハビリテーションやパラスポーツとしての活用

eスポーツは、身体的な制約がある人でも手先さえ動かせれば参加することができます。そのため、医療・福祉分野では、eスポーツをリハビリテーションやパラスポーツとして活用することができます。

例えば、筋ジストロフィーや脊髄性筋萎縮症といった小児期に発症する神経筋疾患の患者さんは、通常のスポーツに参加することが難しい場合があります。しかし、eスポーツならば、自宅からでもオンラインで仲間と一緒に楽しむことができます。また、eスポーツは心肺機能や筋力、反応速度などを向上させる効果もあります。国立病院機構八雲病院では、このような患者さんたちに対して、eスポーツを取り入れたリハビリテーションを行っています。eスポーツは、患者さんたちにとって希望の光であり、生きがいになっていると言われています。

また、eスポーツは、障がいの有無に関係なく、誰もが平等に競技することができるスポーツです。そのため、パラスポーツとしての活用も期待されています。日本では、一般社団法人日本パラeスポーツ協会が設立され、障がい者のeスポーツ普及や育成を目的とした活動を行っています。2020年には、日本初のパラeスポーツ大会「JAPAN PARA eSPORTS CHAMPIONSHIP」が開催されました。eスポーツは、障がい者にとっても夢や目標を持つことができるスポーツであり、社会参加や自己表現の手段になっています。
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2. 地域活性化分野での観光資源と連携したイベント開催や住民間交流の創出

eスポーツは、地域の観光資源や文化と連携して、魅力的なイベントを開催することができます。そのようなイベントは、地域外からの来訪者を増やし、経済効果や知名度向上につながります。また、地域内の住民間でも、eスポーツを通じて交流することで、コミュニティの活性化や新たな文化の定着に貢献します。

例えば、横須賀市では、「Yokosuka e-Sports Project」という取組を行っています。このプロジェクトでは、音楽・スポーツ・エンターテイメント都市の発展を目指し、地域コミュニティの活性化及び新たな文化が定着することを目的としています。また、将来的には官民が連携した新たな事業に繋げ、大会の誘致やイベント開催等も想定しています。このプロジェクトに賛同した企業(INTEL、MSI Computer Japan、NTT東日本、TSUKUMO)の支援で、ハイスペックPCを市内の高等学校等で3年間無償貸出を実施することとなり、eスポーツ部設立の支援にも寄与しています。

また、富山県では、「Toyama Gamers Day」というイベントを開催しています。このイベントでは、県内で活躍するプロゲーマーやゲーム実況者が参加し、地元テレビ局と連携して生放送も行っています。市長の対戦企画等もあり、地域が一体となって盛り上がりを醸成しています。

3. 教育・国際交流分野でのICT人材教育の強化や学生大会の増加による国際交流・外国語学習

eスポーツは、教育・国際交流分野でも活用することができます。eスポーツは、プログラミングやデザインなどのICT関連のスキルや知識を身につけることができる教育的な側面を持つものです。

例えば、部活動におけるeスポーツ部の設立が全国的に増えています。eスポーツ部では、ゲームを通じてチームワークやコミュニケーション能力、戦略的思考力などを鍛えることができます。また、プログラミングやデザインなどのICT関連のスキルや知識も身につけることができます。eスポーツは、21世紀型スキルを育成する教育ツールとして有効です。

また、eスポーツは、国際交流の機会も提供します。eスポーツは、言語や文化の違いを超えて、オンラインで世界中の人々と競技することができます。そのため、eスポーツを通じて外国語学習や異文化理解を深めることができます。日本では、一般社団法人日本学生eスポーツ連盟が設立され、学生大会の開催や海外大会への派遣などを行っています。eスポーツは、グローバルな視野を持つ人材の育成に寄与します。
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4. ビジネス分野でのプロゲーマーとしてのキャリア形成や企業ブランディング

eスポーツは、ビジネス分野でも活用することができます。eスポーツは、プロゲーマーとしてのキャリア形成や企業ブランディングの手段となります。

例えば、プロゲーマーとは、eスポーツにおいて高い実力を持ち、賞金やスポンサー収入などで生計を立てる人々です。プロゲーマーは、一般的なサラリーマンとは異なる働き方を選択し、自分の好きなことで成功することを目指します。プロゲーマーになるためには、熱意や努力だけでなく、戦略的思考力や分析力、自己管理能力なども必要です。プロゲーマーは、新しい時代の職業として注目されています。

また、企業もeスポーツに積極的に参入しています。eスポーツは、若年層や海外市場へのアプローチに効果的です。そのため、企業は、自社製品やサービスの宣伝や販売促進のために、eスポーツ大会の主催や協賛、プロチームの運営や支援などを行っています。また、企業内でもeスポーツを活用しています。例えば、社員同士のコミュニケーションやモチベーション向上のために、社内大会を開催したり、社員教育や採用活動にeスポーツを取り入れたりする企業もあります。eスポーツは、企業のブランディングや人材育成に役立ちます。

5. エンターテイメント分野でのゲーム実況配信や観戦を楽しむファン層の拡大

eスポーツは、エンターテイメント分野でも活用することができます。eスポーツは、ゲーム実況配信や観戦を楽しむファン層の拡大に寄与します。

例えば、ゲーム実況配信とは、eスポーツの試合や自分のプレイをインターネット上で動画として配信することです。ゲーム実況配信は、プレイヤー自身の技術や個性を発揮することができるだけでなく、視聴者とのコミュニケーションや収益化も可能です。ゲーム実況配信は、YouTubeやTwitchなどの動画配信サイトで人気が高まっており、多くのファンを獲得しています。

また、観戦とは、eスポーツの試合を動画配信サイトや会場で見ることです。観戦は、プロゲーマーの高度な技術や熱い戦いを見て感動したり、自分の応援するチームや選手にエールを送ったりすることができます。観戦は、eスポーツの魅力をより深く知ることができるだけでなく、他のファンとの交流や共感も楽しめます。観戦は、eスポーツのファン層を拡大する要因となっています。
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今日のまとめ

今回は、「eスポーツの教育的、社会的意義5パターン」について解説しました。eスポーツは、単なるゲームではなく、様々な分野で活用することができる多面的なものです。eスポーツは、医療・福祉分野でリハビリテーションやパラスポーツとして活用したり、地域活性化分野で観光資源と連携したイベント開催や住民間交流の創出に寄与したり、教育・国際交流分野でICT人材教育の強化や学生大会の増加による国際交流・外国語学習に貢献したり、ビジネス分野でプロゲーマーとしてのキャリア形成や企業ブランディングに役立ったり、エンターテイメント分野でゲーム実況配信や観戦を楽しむファン層の拡大に寄与したりします。

eスポーツは、世界中で人気が高まっており、市場規模も急速に拡大しています。eスポーツは、心身の健康や人格形成にも重要な役割を果たします。また、eスポーツは、ダイバーシティ社会の実現にも大きく寄与します。eスポーツは、新しい時代の新しいスポーツです。

みなさんもぜひeスポーツに挑戦してみてください。それでは良い1日を!