こんにちは、Dimです。今回は「eスポーツはオリンピック競技になるのか?なるとしたら具体的にはどんなゲーム?」について解説します。
eスポーツとは、テレビゲームを用いた対戦競技のことで、世界中で人気が高まっています。
eスポーツは若者を中心に影響力を持っており、日本でもテレビ番組が組まれるなどの発展を見せています。
そんなeスポーツですが、オリンピックの種目になることも期待されています。
実際に、国際オリンピック委員会(IOC)や国際競技連盟(IF)がeスポーツとオリンピックの関係を話し合うフォーラムを開催したり、2023年にはシンガポールで初めてのオリンピックeスポーツウィークが開催される予定です。
では、具体的にどんなゲームがオリンピックeスポーツの対象になるのでしょうか?
そして、eスポーツがオリンピック競技になるメリットや課題は何でしょうか?この記事では、中学生でもわかるように、eスポーツとオリンピックの関係について詳しく解説します。
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先に結論を言います!
☑️ オリンピックeスポーツウィークでは、10種類のバーチャル・シミュレーションスポーツが競技されます。その中にはチェスや自転車、ダンスなども含まれます。
☑️ eスポーツがオリンピック競技になるメリットは、若者の関心や参加を高めたり、新しい技術や文化を紹介したりすることです。課題は、ゲームの選定やルールの統一、ドーピング対策や健康管理などです。
1. eスポーツとオリンピックの関係性は?
eスポーツとオリンピックの関係性は、近年ますます深まっています。2018年には、IOCとIFがeスポーツとオリンピックの将来を話し合うフォーラムを開催しました。
このフォーラムでは、eスポーツは「若者世代とのつながりを強化する機会」であり、「オリンピック運動と共通する価値観」を持っているという声明が発表されました。
また、2020年東京オリンピックでは、IOCとIFが協力して「オリンピックバーチャルシリーズ」というイベントを開催しました。
これは、オリンピックの競技に関連するバーチャル・シミュレーションスポーツをオンラインで競うもので、自転車、モータースポーツ、野球、セーリング、ローイングの5種目が実施されました。
そして、2023年にはシンガポールで初めてのオリンピックeスポーツウィークが開催される予定です。
これは、最新技術の展示やパネルディスカッションなどのフェスティバルとともに、10種類のバーチャル・シミュレーションスポーツの決勝戦が行われるイベントです。
このイベントは、オリンピックeスポーツシリーズという世界規模の競技大会の一環として実施されます。
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2. 具体的にはどんなゲームがオリンピックeスポーツの対象になるの?
オリンピックeスポーツウィークで競技される10種類のバーチャル・シミュレーションスポーツは以下の通りです。
・アーチェリー(Tic Tac Bow)
・野球(WBSC eBASEBALL™:パワプロ)
・チェス(Chess.com)
・自転車(Zwift)
・ダンス (ジャストダンス)
・モータースポーツ (グランツーリスモ)
・セーリング (バーチャルレガッタ)
・射撃 (ISSFチャレンジ・フィーチャリング・フォートナイト)
・テニス(テニスクラッシュ)
・テコンドー(バーチャルテコンドー)
これらのゲームは、それぞれ国際競技連盟やゲーム会社とIOCが協力して選定されました。
選定の基準としては、オリンピック運動と共通する価値観や理念、若者世代への訴求力や普及度、競技性や公平性などが考慮されたと思われます。
また、これらのゲームはすべてバーチャル・シミュレーションスポーツと呼ばれるもので、現実のスポーツをデジタル化したものです。
これは、オリンピックeスポーツウィークが「オリンピック運動とeスポーツコミュニティをつなぐ」ことを目的としているためです。
つまり、現実のスポーツとeスポーツの間にある壁を取り払い、より多くの人々が参加や観戦を楽しめるようにすることが狙いです。
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3. eスポーツがオリンピック競技になるメリットや課題は何?
eスポーツがオリンピック競技になるメリットや課題については、様々な意見があります。
3.1 eスポーツがオリンピック競技になるメリットは?
eスポーツがオリンピック競技になるメリットとしては、以下のようなものが考えられます。
・若者の関心や参加を高める
eスポーツは若者世代にとって身近で魅力的なものです。
オリンピックにeスポーツが加わることで、若者たちがオリンピックに興味を持ち、参加したり観戦したりする機会が増えるでしょう。また、eスポーツは多様な人々が参加できるもので、性別や年齢、国籍や障害などに関係なく競技することができます。
これは、オリンピックの理念である「平和と友好」や「多様性と包摂」に沿っています。
・新しい技術や文化を紹介する
eスポーツは最新の技術や文化を反映したものです。オリンピックにeスポーツが加わることで、世界中の人々に新しい技術や文化を紹介することができます。
例えば、バーチャル・シミュレーションスポーツは、現実のスポーツをデジタル化したものですが、それだけではなく、現実では不可能なことを可能にしたり、現実では体験できないことを体験できたりするものでもあります。
これは、人々の想像力や創造力を刺激することにつながります。
・eスポーツ産業の発展に寄与する
eスポーツは産業としても成長しています。
オリンピックにeスポーツが加わることで、eスポーツ産業に関わる人々や企業にとっても大きなチャンスになります。
例えば、ゲーム開発者やプレイヤー、コーチや解説者、運営者や広告主などです。
また、eスポーツ産業の発展は、関連する他の産業や分野にも波及効果をもたらす可能性があります。
3.2 eスポーツがオリンピック競技になる課題は?
一方で、eスポーツがオリンピック競技になる課題としては、以下のようなものが考えられます。
・ゲームの選定やルールの統一が難しい
eスポーツは多種多様なゲームが存在します。
オリンピックにどのゲームを採用するかは、様々な要素を考慮しなければなりません。
例えば、ゲームの人気度や普及度、競技性や公平性、オリンピックの理念や価値観との整合性などです。
また、ゲームによってルールや形式が異なります。オリンピックにおけるeスポーツのルールや形式をどのように統一するかは、大きな課題です。
・ドーピング対策や健康管理が必要
eスポーツは、精神的な集中力や判断力、反射神経などが重要な要素です。そのため、プレイヤーはパフォーマンスを向上させるために、ドーピングや不正行為を行う可能性があります。
例えば、薬物やアルコールの摂取、ゲームの改造やチート、他者の代理プレイなどです。これらの行為を防ぐためには、厳格なドーピング対策や不正対策が必要です。
また、eスポーツは長時間の画面操作や座り姿勢が続くため、プレイヤーの身体的・精神的な健康管理も重要です。
・オリンピックの伝統や価値観との相違がある
eスポーツはオリンピックに比べて歴史が浅く、まだ社会的な認知度や評価が低いという側面があります。
一部の人々は、eスポーツは「本物のスポーツではない」と考えたり、「オリンピックの伝統や価値観にそぐわない」と感じたりするかもしれません。
例えば、eスポーツは身体的な運動量が少ないという点や、暴力的な内容を含むゲームがあるという点などです。
これらの相違をどのように解消するかは、eスポーツがオリンピック競技になるためには欠かせない課題です。
今日のまとめ
この記事では、「eスポーツはオリンピック競技になるのか?なるとしたら具体的にはどんなゲーム?」について解説しました。
まとめると、以下のようになります。
☑️ オリンピックeスポーツウィークでは、10種類のバーチャル・シミュレーションスポーツが競技されます。その中にはチェスや自転車、ダンスなども含まれます。
☑️ eスポーツがオリンピック競技になるメリットは、若者の関心や参加を高めたり、新しい技術や文化を紹介したりすることです。
課題は、ゲームの選定やルールの統一、ドーピング対策や健康管理などです。
みなさんも、もし興味があれば、ぜひオリンピックeスポーツシリーズ2023を視聴してみてください。
Q1. eスポーツはどうしてオリンピックの種目になりそうなの?
A1. eスポーツは若者世代にとって身近で魅力的なものです。
オリンピックは若者の関心や参加を高めることを目指しています。
そのため、eスポーツとオリンピックは相性が良いと考えられます。また、eスポーツは最新の技術や文化を反映したものです。
オリンピックは新しい技術や文化を紹介することで、世界中の人々に影響を与えることができます。
そのため、eスポーツとオリンピックは協力することで、お互いにメリットがあると考えられます。
Q2. オリンピックeスポーツウィークで競技されるゲームはどうやって選ばれたの?
A2. オリンピックeスポーツウィークで競技されるゲームは、それぞれ国際競技連盟やゲーム会社とIOCが協力して選定されました。
選定の基準としては、ゲームの人気度や普及度、競技性や公平性、オリンピックの理念や価値観との整合性などが考慮されたと思われます。
また、すべてバーチャル・シミュレーションスポーツと呼ばれるもので、現実のスポーツをデジタル化したものです。
これは、オリンピックeスポーツウィークが「オリンピック運動とeスポーツコミュニティをつなぐ」ことを目的としているためです。
Q3. eスポーツがオリンピック競技になるメリットや課題は何?
A3. eスポーツがオリンピック競技になるメリットや課題については、様々な意見があります。
メリットとしては、若者の関心や参加を高めたり、新しい技術や文化を紹介したりすることです。
課題としては、ゲームの選定やルールの統一、ドーピング対策や健康管理、オリンピックの伝統や価値観との相違などです。
これらのメリットや課題については、今後も議論が続くでしょう。
以上が、「eスポーツはオリンピック競技になるのか?なるとしたら具体的にはどんなゲーム?」についての解説でした。
みなさんのお役になれば幸いです。それでは良い1日を!