こんにちは、Dimです。今回は「ロングテールキーワードのわかりやすい概要とSEOとの関係とは?」というテーマについて解説します。

先に結論を言います!

ロングテールキーワードとは、検索回数が少ないけれども、ユーザーのニーズに合ったキーワードのことです。ロングテールキーワードを狙ったSEO対策は、以下のようなメリットがあります。

・上位表示しやすい
・コンバージョン率が高い
・検索意図を捉えやすい
・安定した集客ができる
・クリックされやすい
・ビッグキーワードやミドルキーワードでの上位表示に貢献する


これらのメリットを得るためには、ロングテールキーワードの選び方や使い方を知っておく必要があります。この記事では、ロングテールキーワードの基礎知識や選び方、調査ツールなどを紹介します。

ロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワードとは、月間検索ボリュームが少なく競合性も低いので、Googleで上位表示を取りやすいのが特徴です。一般的には、3語以上の掛け合わせで形成されるキーワードを指します。

たとえば、「SEO」というビッグキーワードから派生するロングテールキーワードは以下のようなものです。

・SEO 対策 基本
・SEO タイトル 文字数
・SEO チェック ツール

これらのキーワードは、「SEO」という単語だけよりも具体的でニッチな内容を表しています。そのため、検索するユーザーのニーズに合わせたコンテンツを提供しやすくなります。

ビッグキーワードやミドルキーワードとの違い

ロングテールキーワードと対比されるものに、ビッグキーワードやミドルキーワードがあります。これらは検索ボリュームや競合性などによって分類されるものです。

特徴 月間検索ボリューム
ビッグキーワード ・1語で構成される

・競合が多くコンテンツの質が高い

10,000回以上
ミドルキーワード ・2語の組み合わせ

・検索数、競合性は中程度

1,000〜10,000回
ロングテールキーワード ・3語以上の組み合わせ

・検索数、競合性が低い

1,000回未満

ビッグキーワードは、月間検索ボリュームが10,000回以上のキーワードを指します。法人個人問わず多くのWebサイトが参入しているので競合が多く、コンテンツの質が高いのが特徴です。

ミドルキーワードは、検索数・競合性が中程度のキーワードをいいます。「SEO やり方」「SEO おススメ」など2語の組み合わせで形成されることが多く、月間検索ボリュームは1,000〜10,000回です。

ロングテールキーワードは検索数こそ少ないですが、Webサイトが小規模でも上位表示を獲得できる可能性が高いです。また、ユーザーの検索意図を容易に汲み取れるので、コンテンツを制作しやすいメリットもあります。

ロングテールSEOの重要性

ロングテールSEOとは、検索数の少ないキーワードでコンテンツを作り、複合的に多くのアクセスを獲得する対策方法です。この方法は、コンバージョンを多く獲得するWebサイトに共通しています。

ビッグキーワードよりロングテールキーワードを積み重ねたほうが、アクセス数は多くなる傾向にあります。Webサイトのコンバージョンを重視するなら対策は必須でしょう。

ロングテールキーワードの選び方

ロングテールキーワードでコンテンツを制作する際は、検索ボリュームや組み合わせを調べる必要があります。

  1. 軸となるビックキーワードを選定する
  2. ミドルキーワードとロングテールキーワードを選ぶ
  3. コンテンツを制作する

上記の手順に沿ってキーワードを選定すれば、ドメインパワーが低いWebサイトでも検索上位を目指せるでしょう。それでは、手順を解説していきます。

軸となるビッグキーワードを選定する

まずは、軸となるビッグキーワードを選定します。
・一定の検索ボリュームがあり、自社サイトのテーマやターゲットに合っているか
・検索ボリュームがあるか
・競合性が高すぎないか
が重要です。

たとえば、自社サイトが「SEOに関する情報発信」をテーマにしている場合、「SEO」というビッグキーワードは適切です。しかし、「マーケティング」というビッグキーワードはテーマから外れているので、選定しないほうが良いでしょう。

また、検索ボリュームがあるかどうかは、 Googleキーワードプランナー や ruri-co(ルリコ) などのツールで調べることができます。月間検索ボリュームが10,000回以上のキーワードをビッグキーワードとして選びましょう。

競合性が高すぎるかどうかは、Googleで実際に検索してみて判断します。上位表示されているサイトが大手企業や有名メディアなどの場合は、競合性が高いと言えます。そのような場合は、別のビッグキーワードを探すか、ミドルキーワードやロングテールキーワードに絞って対策することをおすすめします。

ミドルキーワードとロングテールキーワードを選ぶ

ミドルキーワードとロングテールキーワードを選ぶ際は、以下の点に注意してください。

・軸となるビッグキーワードから派生しているか
・検索ボリュームがあるか
・競合性が低いか
・検索意図に沿っているか

たとえば、「SEO」というビッグキーワードから派生するミドルキーワードは以下のようなものです。

・SEO とは
・SEO 対策
・SEO ツール

これらのミドルキーワードは、「SEO」という単語に別の単語を組み合わせて作られています。また、月間検索ボリュームは1,000〜10,000回という範囲です。

ロングテールキーワードは、ミドルキーワードにさらに単語を組み合わせて作られます。たとえば、「SEO 対策」というミドルキーワードから派生するロングテールキーワードは以下のようなものです。

・SEO 対策 基本
・SEO 対策 チェックリスト
・SEO 対策 事例

これらのロングテールキーワードは、3語以上で形成されています。また、月間検索ボリュームは1,000回未満です。

競合性が低いかどうかも、Googleで実際に検索してみて判断します。上位表示されているサイトが少ない場合や、コンテンツの質が低い場合は、競合性が低いと言えます。そのような場合は、自社サイトでより良いコンテンツを作成することで上位表示を狙えます。

検索意図に沿っているかどうかは、ユーザーがそのキーワードで何を知りたいのか考えてみます。たとえば、「SEO 対策 基本」というロングテールキーワードで検索するユーザーは、「SEO対策の基礎知識や方法を学びたい」というニーズがあると考えられます。そのようなニーズに応えられるコンテンツを作成することで、検索意図に沿った対策ができます。

コンテンツを制作する

キーワード選定が完了したら実際にコンテンツを制作します。ロングテールキーワードは複数の単語で形成されるので、タイトルや見出しに入れる場合は不自然にならないよう注意してください。検索意図を汲み取り、ユーザーにとって有益なコンテンツを制作することを意識しましょう。

ロングテールキーワードの調査に使える無料ツール3選

ロングテールキーワードを選定する時に使える調査ツールを3つ紹介します。

ツール 特徴
Googleキーワードプランナー Googleが持つ膨大なデータを利用してキーワードや月間検索ボリュームを調査できる
ラッコキーワード サジェストキーワードを素早く調査できる
ruri-co(ルリコ) 類似キーワードと検索ボリュームを一括で調査可能

無料で使用できるので、試して自社に合うツールを見つけてみてください。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Googleが提供するキーワード調査ツールです。Googleアドセンスのアカウントがあれば無料で利用できます。このツールでは、以下のことができます。

・キーワードの月間検索ボリュームや競合性を調べる
・関連キーワードや類似キーワードを見つける
・キーワードの組み合わせや長さを変えて検索ボリュームを比較する

Googleキーワードプランナーは、Googleが持つ膨大なデータを利用してキーワードを調査できるので、信頼性が高いと言えます。しかし、月間検索ボリュームはあくまで目安であり、実際の検索数とは異なる場合があります。また、無料版では検索ボリュームが範囲で表示されるので、正確な数値はわかりません。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、サジェストキーワードを素早く調査できるツールです。サジェストキーワードとは、Googleの検索窓に入力すると表示される候補のことです。このツールでは、以下のことができます。

・サジェストキーワードを一覧で見る
・サジェストキーワードに含まれる単語や文字数を絞り込む
・サジェストキーワードの月間検索ボリュームや競合性を調べる

ラッコキーワードは、サジェストキーワードを使ってロングテールキーワードを見つけるのに便利です。サジェストキーワードは、実際にユーザーが検索しているものなので、ニーズに合ったコンテンツを作りやすくなります。しかし、サジェストキーワードは時期や地域によって変化するので、定期的に更新する必要があります。

ruri-co(ルリコ)

ruri-co(ルリコ)は、類似キーワードと検索ボリュームを一括で調査可能なツールです。類似キーワードとは、同じ意味やニュアンスを持つ別の表現のことです。このツールでは、以下のことができます。

・類似キーワードを一覧で見る
・類似キーワードの月間検索ボリュームや競合性を調べる
・類似度や文字数などでソートする

ruri-co(ルリコ)は、類似キーワードを使ってロングテールキーワードを見つけるのに便利です。類似キーワードは、同じ内容でも表現が異なる場合があるので、多くのユーザーにアピールできます。しかし、類似度はあくまで目安であり、実際に検索すると違う結果が出る場合もあります。

今日のまとめ

今回は、「ロングテールキーワードの重要性とSEOへの影響」というテーマについて解説しました。ロングテールキーワードとは検索数が少ないけどニーズに合ったキーワードであり、ロングテールSEOとはロングテールキーワードで多くのアクセスを獲得する戦略です。ロングテールSEOに取り組むことで、以下のようなメリットがあります。

・上位表示しやすい
・コンバージョン率が高い
・検索意図を捉えやすい
・安定した集客ができる
・クリックされやすい
・ビッグキーワードやミドルキーワードでの上位表示に貢献する

ロングテールSEOに取り組むためには、軸となるビッグキーワードから派生するミドルキーワードやロングテールキーワードを選定し、コンテンツを制作する必要があります。その際に役立つ無料ツールも紹介しました。

みなさんもぜひロングテールSEOに挑戦してみてください。みなさんのお役に立てれば幸いです。それでは良い1日を!